珍しい趣味もあるもんだ。

私がログハウス作りにはまったきっかけは実は現実逃避からだったのです。
新卒で入社して14年、大阪転勤から帰任した時に転機が訪れたのでしょう。
言葉では表せないほどの苦痛な人間関係に巻き込まれ、自分を見失いかけ
ていました。
それを忘れるために何か熱中するものが欲しかったのです。

そんな時、偶然「清水國明さんとキャンプ」という住宅地主催のイベントがあり申し込み をしたのです。数百人の応募で見事ハズレてしまいましたが、軌跡はその後起こりました。
なんと「キャンセルが出たのでいかがですか」という連絡でした。
その時初めてチェーンソーを触りで、胸が空くような爽快感を覚えたのです。
瞬間的に「これだ!」と感じたのです。
國明さん代表の「自然暮らしの会」があるのもその時初めて知り、ホームページを見てみました。
「入会金も年会費もありません」・・・どうしようかな?...
私はこういう会に縛られてしまうと趣味が義務になってしまうようで気が進みませんでした。
でも何か自分を支えておく物が欲しく、やってみようと思ったのです。
それからは見る見るうちにログハウスにハマッて行ってしまったのです。
毎日仕事に明け暮れて、帰りは飲み屋でグチのひとつでも...なんて生活は もう僕には必要無くなったのです。37歳にして転職なんてあまりにリスクが大き すぎて出来なかったけれど、こんなにすばらしい趣味をもってるだけでも価値はあるんじゃないのかな。
あの時國明さんに出会ってなかったららどうなっていたのだろう。