籠職人 「 仁 じいさん 」

夏休み...子供と一緒に作る夏の工作。
青竹を切って、自分で織る籠細工。

じいさんの素早い手さばきをのがさずご紹介します。
今年の夏の宿題は、これでキ・マ・リ!!

自作の籠は
こちらです!

結構上手に
出来ました

まずは竹で籠の材料を削り出します。

もう50年以上も使いこなしている
竹専用ナイフ。
切れなそうで切れる
微妙な刃の付き具合は、
これぞ職人の域
曲面カンナ
竹の節を落とします。
今こそホームセンターで竹割の
冶具が売っていますが、

このやり方は代々行なわれて
きた方法です。
まず裂け目を入れた竹の一方に
一本の棒を挟みます。

その上から十字になるように
もう一本の棒を挟み、
後から入れた棒を下まで
グイグイ下ろしていけば
見事に4つ裂けるのです。
四分の一に裂いた竹を
さらに3つに、そしてそれを
2〜3枚におろします。

これで材料の出来あがり。

さて次は編み方をお教えします。

中心が六角形になるように
6本の竹を編みこみます

その六角形を全部で
18本分編んだら
底面の出来あがりです。
じいさんが編みこんでるところです。

ここからは側面の編み込みです。
均等に丸みをつけるには
最初に削った竹材の厚みが
均一でなければ、
綺麗な丸型にはなりません。
これを4段ほど行なうと
ザル型になってきます。

最後の段で、残って出ている
竹をまき込む様に
絡めていきます。

ホントにこれで解けないのかな?
最後にはみ出た竹をカットして
出来あがりです。

どうです!見事でしょ。

さすが職人のなせる技。

夏休みの宿題は、これで決まりですね!!


さて、今度は自分たちで作れるでしょうか?挑戦です!

底を小さくして、縦長の
籠を作ってみました。

どうです?
編み方は規則的
なので、ちょっと
ポイントを押さえると
こんなに上手に
出来ます!