手作り カホンCajon
あるひとりのアコギマンから「カホン作って!」と言われ、色々ネットで調べて作ってみました。
この楽器の名前を初めて耳にしてからナント一ヶ月足らずで作ってしまいました。
材料のカット
厚さ18mmのパイン集成材を完成形で500mm×350mmになるようにカット。
表面と裏面、上面と下面のサイズが狂わないようにバイスで止めて2枚一気にカット。
内側の角には角材を這わせて補強しながら外枠をしっかりボンドで貼り、
その後は32mmのビスで固定します。
ここが肝心の「バズ音」の音源作り。
今回はスネアドラムのスナッピーを使います。楽器屋さんで900円ぐらいで売ってます。
このスナッピーをペンチで半分に切ります。
板材を適当なサイズに切り、ひとつの角に兆番を付けて子の字に組み立てます。
兆番にの付いた面にはスナッピーを取り付け、反対側には長いボルトを通して蝶ネジで止めます。
間にスプリングを入れれば、蝶ネジの締め具合で開いたり閉じたり出来ます。
この微妙な開き具合で、打面に触れるスナッピーの按配を調整します。
サウンドホール
4mmのシナベニアを使います。
穴を開ける場所・・・実は良くわかりません。ネットで見ると大体この辺に空いてました。
穴のサイズ・・・これも適当。近くの楽器屋に行ったら、たまたま置いてあったので多分こんなサイズ。
ドリルで一箇所穴を開けてジグソーでカット。
木工用の刃ではバリが出てしまうので金属用の刃でユックリ切りました。
まん丸に切るって難しい!!
バズ音の取り付け
これはあくまでも自己流です。スナッピーが左右から見て中央に当たるように固定します。
最初にこのバズ音の冶具を作るときに、何度も本体のサイズとかを測ったりして、
「多分こんなもん?」ってとこで取り付けました。中央には芯棒を立てて、鈴とか付けられるようにしました。
そして、何度か叩いてみて、スナッピーがちゃんと当たるか試します。
打面の取り付けとパテ埋め
どうやら打面はあまりたくさんビス止めしないらしいです。
これも良く分からないので、適当な配分でビス止め。
下穴を開けて、1mmのダボ穴・・・これが難しい!! を開けてビス止め。
そして側面を止めたビスはウッドパテで埋めます。
塗装
本当は打面を取り付ける前に塗装します。
今回は塗装するつもりが無かったのですが、なんとなく塗ってみたくなって、
スプレーラッカーで塗ってみました。(実はこのラッカー、メチャ安でした!)
満遍なく塗っては乾かし、塗っては乾かしの繰り返し。
でも艶を出すための磨きって、どうやるのか分からず、まあこんなもんで。
最後にゴムの足を付けました。
完成
どうです!!
写真で見る限りは完璧な出来栄え。
せっかくなので「時遊工房」のシールを貼っちゃいました。
叩いてみると、けっこういいオトしてるじゃないですか。
知り合いに見せたら、いい出来だと言われました。
細部はまだまだ勉強の余地がありますが、1号機をしては大成功かな!