Kiss in the Morning ~ Tell me some Truth
 Digital Remake Medley 2022


製作者コメント 【大極 隆】Bass Guitar & Vocal
2022年前作の「危険な恋の誘い(リミックス)」の取り組み概要が本格化し、スタジオ演奏風景の撮影を撮ろうと決まった頃から、次の企画を考えていた。現役の頃もやったことがないけど逆に今ならできる事ってないかな?・・、それと自身のこのバンドにおける唯一の「やり残し」kiss in the morning(4年秋の定期演奏会の魂に欠けた演奏)のリベンジ・・。この曲を全く新しいアレンジ「ア・カペラ」でやるというヒラメキが降臨しました(コロナ療養中に)。この提案に反してメンバーはネガティブでした。この曲を「娘」だとすると、正直不憫な思いを当時も今もさせてしまっている念にかられた、けど、親として絶対諦めないと気を取り直しました。4人が歌っている絵は貴重で、また、前作はドラム担当の一直君は制約上「音」での参加ができなかったので、「声」で何としても参加してもらいたい、それらを実現できる「合宿」という殺し文句が再び降臨!皆に発信したら、「おもしろい!やろうよ、いつ?」・・・
還暦なんてまだまだ子供だな と失笑。

◆メドレー各曲コメント◆
「kiss in the morning」元々バンド用に作ったものではなく、今の妻との「初お出かけ 松島ドライブ」をモチーフにしたプライベートソング。メンバーにとってはアレンジの一新もあったけど、ほぼ「新曲」の感覚でしょう。
ウーアーのコーラスでは上手く行かない、つまらないのは明白でした。ビート重視のコーラスとしてビートルズ曲タイトルを散りばめたら、思惑通り。振付(これも合宿ならでは)のおまけも急遽つけました。
「いとしのレイラ」言わずと知れたEクラプトン先生の不朽の名作のエンディングピアノを繋げました。
世界の名作を埼玉県産のローカル作曲家の楽曲で挟むとどうなったか・・皆様の印象はいかに?
ピアノの主線メロをほぼ埋もれさせないでサックスのメロを縫うように納める事ができ、大満足。
下田ブラボー!
「テルミーサムトゥルース」仕掛け満載の曲に更に映像の仕掛けをテンコ盛りしました。世界観のイメージとしてベンチマークしたのは、ビートルズ「リボルバー ストロベリーフィールズ」、クイーン「ボヘミアン ラプソディ」あたりです。。何回も見てもらいたい、そういう想いです。この曲は当時もツインギターを配し「ギター曲」の印象が強いかもしれないけど、当時村井君に「アップルキュート(同学年バンド)がやっている浜田省吾の「家路」という曲の歌い始めのようなピアノで始めたい」と伝えたら、期待以上のものを持ってきてくれたのを今回のピアノ演奏シーンを見て思い出す。Aメロにはギターやストリングスは今回入れていない、まさしく「ピアノ曲」なのです。彼に敬意を表し「レイラ」を選曲し、この曲のピアノシーンも増やしました。誇らしいコンポーズパートナーです。

◆合宿コメント◆
スタジオで時間に追われてはできない事ができてしまったし、BBQもありで至福の時間を過ごしました。
下田君、最高の絵バックでオリジナリティが増したよ!空間と時間をたっぷり頂き感謝感謝!
村井君、俺が「まあ いいんじゃない」を「いや、イマイチだ、もう1回」ストイック上位で昔と何ら変わらない音作りの風景が懐かしかった。まさしく「合宿」。
一直君、kiss in~のボイスベースは、一応ベース弾きの俺の頭の中とは違ったもので難しかったでしょう。
とてもダンサブルで良い仕上がりの根底は君が練習してくれたベースパートのおかげ!録音を終えた時のホッとした表情を忘れないし、何よりも嬉しく思っている。 

メンバーコメント

【村井 宏明】 Piano & Key board
この曲の構想を初めて聞いた時「これは無理だろ?」と思った。
なぜなら、アカペラのハードルが高く、演奏の難易度からも、今の自分にできる自信が無かったからだ。しかし大極君が作ってきたデモテープが思いのほか良く出来ており、遊び心を感じるアレンジだったので、何とか取り組んでみようと前向きな気持ちになれた。そもそもピアノを一生懸命弾くというのが久しぶりで、毎日練習するのが嬉しくもあり楽しかった。今はそういう機会をくれたことに感謝をしている。
曲に関してはメドレーのブリッジ役として、レイラのエンディング部に下田君のサックスを採用しており、良いエッセンスになっていると思う(奴はいつもおいしい所を持っていく)。 サウンド的にはドラムマシン採用のため一直の出番は無かったが、PV撮影における彼の存在感は際立っており、あらためてバンドとしての一体感を感じた。
映像を編集した大極監督は、夜中に足りないカットを撮りに来るなど東奔西走し、発起人としての彼の情熱が、困難なプロジェクトを完走まで引っ張ってくれた。
まさにカクテル・パーティの集大成といえる作品になったと思う。
合宿について
還暦記念に友人と温泉旅行に行く人は沢山いるだろうけど、機材を持ち込んでログハウスで合宿する爺さん達はそうそういないよね。楽しく充実した2日間でした。
自前のログハウスとバーベキューを振舞ってくれた下田君に感謝です(^_-)-☆

 
【下田 一人】Guitar & Alto Saxophone
大極君から「Kiss in the Morning」のハモをアカペラで録りたいと言われたとき、ハモに自信の無い私はとても後ろ向きでした。さらにSAXソロとギターソロ、盛沢山でうれしさよりも大変さが勝ってましたね。
まずは出来るところからやろうと、ギターソロからリハビリを開始しました。耳と指は何十年たっても記憶があるようで、案外スムーズに出来ましたね。当時の音色を出すのに苦労しましたが、近づいてくると嬉しさが増すものがあり,日に日に防音室にこもる時間が増えていきました。
レイラのアルトサックスは音の高低差と運指に悩まされましたが、アクセントを上手くつけてイイ感じに仕上がりました。ここ最近で最も良く吹けた曲ですね。
ハモは・・・最後まで悩まされました。この音程で合っているのかどうかが分からず、一か八か本番でトライ!何度も録り直してやっとクリアってとこでしたね。
38年ぶりの合宿は、ただのオヤジが集まって飲むだけだったかもしれませんが、基本、音楽の話がベースになってるんですよね。だから愚痴の溢しあいではなく、建設的で、発想が生まれ、アレンジが行われ、そして曲が進化する。
アカペラの振り付けはさすがに恥ずかしかったですが、いい思い出になりました。
みんな、衣装や楽器や機材の持ち込みお疲れ様でした!
そして、編集長の大極さん、企画・編集・荷物運び、諸々お疲れ様でした!

【竹内 一直】 Drums
アカペラのボイスベースは、予想以上に難しく苦労した。
練習の甲斐あってレコーディングはすぐに終わって良かった。あとは下田オーナーのBBQを心置きなく堪能して、動画撮影は大極監督の言われるがままに色々とやった。
最初に村井君が誘ってくれたおかげだね。 みんなありがとう!



2022年 Project Episode  ~kiss in the morning ~ Tell me some Truth 2022が出来るまで~
 
     
9/2 大極君よりデモテープ「Kiss in~レイラ~Tell me some truth」が届く
下田曲「危険な恋の誘い2022」の頃からこの原案を描いていたそうだ。
一直:ボイスベース、下田:ハイパート、村井:ローパートで各パートが決定し、各自が自主トレを開始することに。
9/29 大極君より、Kissのアカペラを動画で撮りたいとの相談があった。
スタジオでは時間が足りないので、下田君のログハウスで出来ないかと・・・
38年ぶりに一泊合宿をやってみるのも楽しいんじゃないかと・・・
9/30 メンバーに合宿企画が届く。有休を使って集まろうぜ!
さてさて、みんなの予定が上手く合うものだろうか???
そんな心配はよそに、あっという間に来る11月25日に合宿実施が決定!
 10/1  村井君のピアノ音源を録音しなおすことに。ストイックな村井君としては、出来れば映像はホンモノのピアノで撮りたいとの要望。それならば、アップライトピアノがある下田スタジオに、ログハウス合宿前に立ち寄ってもらい動画を撮ってくれないかと要望。村井君は、下田スタジオ経由で合宿に向かう事となった。
 10/8  村井くんのピアノ、ナイステイクが録音できたと一報が大極に入る。
 10/10  その2日後に村井くんから「大極録音済のボーカルを誤って消去してしまった」との訃報
大極、仮歌にしてはまずまずと思っていて「大方このままでいいか…」等と妥協の念が吹き飛ぶ。
結果的に録り直してヘタながらも良くなり結果大オーライ
10/29 大極君が下田スタジオに遠征。そこでギターソロ、アルトサックスを録音
Kissのハモも録音したが・・・音程が上手く取れてない・・・ぶっつけ本番になるか???
一直もボイスベースに悪戦苦闘中~ 
11/13 村井君より、PV撮影をジャケット着てドゥワップ風に撮ろうぜとの提案
一直は礼服しか持っておらず、しかし、これが後々に最高の演出をすることになった。
11/24 村井・一直組が下田スタジオに到着。一直がお風呂に入っている間に、村井君のピアノシーンのPV撮り

丸太小屋
にて
PM10:00、大極君も合流して丸太小屋に全員集合!
取り急ぎ翌日の撮影に向けて、全員の機材を丸太小屋に運び入れ、いよいよ38年ぶりの合宿の始まりです!
・・・まずはみんなで乾杯!昔話と明日の制作の話に花が咲き、あっという間に夜中に・・・
さて、そろそろ寝るとしますか。。。
薪ストーブのほのかな温もりのなかで、皆ぐっすりと眠りにつきました。
 
11/25 早朝・・・38年前の合宿との大きな違いは・・・オヤジたちは、やっぱり早起きだったこと。
そして早々と準備を始め、午前中は音の出る楽器とハモを中心に録音
       
 午前の部 まずは一直からKissのハモ録音。練習の甲斐あって早々に完成。
次に下田君。一か所どうしても苦手なところがあり悪戦苦闘の末、何とかクリア
最後は村井君、特に問題なく、さすがに唄慣れしている。
   
ランチ
タイム
そして、お昼はBBQ!
下田君の近くのお店で
選りすぐりのお肉を格安で
仕入れられたおかげで、
美味しいBBQを堪能!
お酒も進んで、この後も録音あるのに大丈夫か!?
  
     
午後の部 そして、酔った勢いで?、四人そろってアカペラ動画用の振付練習。恥ずかしい~
その割には1時間程度で撮影に成功!
その後はグリーンパネルを前にソロパートの動画撮影とログハウスをバックにギターソロの撮影
夕方、ほぼすべての動画をい撮り終えて、撤収
        
   
一直は電車でのんびりと自宅にかえり、
下田君は車に満載の機材を持って帰り、夜な夜な自宅に運び入れ、
大極君、村井君は途中の日帰り温泉で一っ風呂浴びて帰ったとさ
皆それぞれに達成感の中で心地よい疲れを感じ、
この後、大極君が編集に大苦戦することなど知る由もなかった・・・
編集後記
長短沢山の動画を収録し、編集してゆくにつれ、思うような操作パフォーマンスが出来ず、
いつファイルが飛んでもおかしくない状況になる。にもかかわらずトリッキー映像を追加。
優れた動画ソフトではあるが、大極の怒涛の仕掛けに悲鳴をあげたのかも知れない