~ Another Days ~
Digital Remix Version 2023


製作者コメント 【村井 宏明】Piano & Vocal
この曲は2022年の秋、下田君の”危険な恋の誘い”を練習しながら遊んでいるうちに、何となくアウトラインが出来たのですが、着地点が全く見えず、曲の構成やリズムをダラダラと試行錯誤しながら、2023年の春にやっと曲全体が出来上がりました。

我が相棒の大極君には、初期段階から相談に乗ってもらい、ドラムのプログラミングを初め、ベースの手直し、MTRの貸出し、アレンジの提案など、さんざんお世話になりました。
彼がいなかったら、この曲が形になる事は無かったと思います。大極君、ありがとうね。

又、下田君のサックスが以前のカクテル・パーティにはなかった艶を加え、一直君のギターとハモが入る事でバンド曲として完成する事が出来ました。

この曲の仕上げは、我が家で合宿をして行ったのですが、うっかり一直君のギター・ソロを消してしまい、一週間後に再録音したという後日談があります。

色々あったけど、生涯最後の曲が形になり、

感無量です。

みんな本当にありがとう。そしてお疲れ様でした。

PS:歌が下手で申し訳ない(._.)

メンバーコメント

【大極 隆】 Bass Guitar

この曲との付き合いは1年以上になる。最初の村井君のエレピ中心のデモにドラムを入れただけで、歌をサポートするオケとして結構完成度が高かったね。

表面は既にカンナで整えられ、塗料でツヤが出ている木材って印象。テーマや作風も「ザ村井曲」。この完成された個人曲風をカクテルパーティの新曲として扱うならば、いかに各自が出せる音でデコレーションして「バンド曲」に仕上げるか?これを結構村井君には言い続けた。
結果、自分を含めたメンバー皆が楽しめた事が音の活気になって表れたな!って嬉しく思います。

往年の村井君のストイックさは全く衰えるどころか、MTRという何度もやり直せる味方を得て全開でした。ベースの録り直しとかね。なので1年以上ほぼ毎日通勤時にこの曲を聴いてました。

40年以上前から水道橋駅を向いた「大平山(日本酒)」の不動と、「あの頃はいなかった君の手を引いて」の人生の年輪の対称がハイセンスだね。ナイスビジュアル!

次作も楽しみにしている。


 
【下田 一人】Alto Saxsophone
この曲は、2022年に私の曲「危険な恋の誘い」のリミックスを丸太小屋で収録し、その時に初めて聞かされた曲だった。
カクテルパーティの再結成に消極的だった村井君が、まさか曲を作ってくるとは思わず、それは衝撃的だった。いや、あえて言うなら「現役だな」と感心をしたくらいだった。
私なんて、すでに曲作りなどからかけ離れた生活をしていて、アイデアさえも浮かばない状態。
そんなことはさておき、この曲を初めて聞いたときに、村井君から「エンディングをサックスで吹いてほしい」と言われ、初めて聞いたにもかかわらず、なんとなくフレーズが頭の中に湧いてきた記憶がある。
あれから一年近くが経過し、本格的に録音することになり、防音室にこもってソロを練習していると、不思議と当時のフレーズらしきものが湧いてきて、あっという間に出来上がってしまった。
村井君宅での録音と言うことから、サックスの音が近所迷惑になりかねないと思い、かなり自宅で吹きこんで本番に挑みました。おかげで2~3テイクで録音に成功。

村井君らしい優しいサウンドはカクテルパーティの宝だと思う。この先もずっと聞いていたい曲だと思っています。


【竹内 一直】 Guitar
最初この曲を聴いた時、相変わらずの村井節健在と嬉しかった。

でもエンディングのギターソロを頼まれたが、全く弾いて無かったので正直無理かなあと思った。

案の定、指は全然動かずフレーズも浮かばずで、長い時間が経ってしまった。

そんな時下田がサックスでいいフレーズを入れてくれたので、それにあわせる感じで出来てなんとかレコーディング出来た。

ハモも声が出るかどうか自信が無かったが、大極の「ハモをボーカルがやったらバンドとして無しだな。」の一言で勇気出してやってみた。

お陰でなんとか最後まで出来たよ。

打ち上げも楽しかったね。

皆ありがとね



2023年 Project Episode  ~AnotherDayができるまで~
     
「2022年秋、下田氏の「危険な恋の誘い」のリミックス中に、なんとなくアウトラインが出来上がった
2023年春、村井君よりどこかで合宿をしながら曲を完成させたいとの打診があったが、そのまま時が流れてしまった。

そんな中でも、曲を少しテンポアップして、リズム体の見直しをするなど、全体的に明るいトーンに仕上げていきました。

   
いよいよ、大極君との曲のアレンジが始まり、少しずつ完成形に向かっていった。
そして、8月のお盆明けに各パートの振り分けの連絡が届き、
そこから本格的にソロの練習が始まった。
そして合宿日は9月23日に決定、村井君宅に全員集合することとなった。
当日一番早く到着したのが下田君。

なぜなら管楽器のサックスは、一般の部屋で吹くと近所迷惑になりかねない。
村井宅は角部屋で隣と隣接していないので、比較的気持ちは楽だが、それにしても夜まで吹くわけにはいかず、
早めに決着をつけなければいけなかったからだ。
おかげさまで2~3テイクでサックスの録音は成功!
事前にかなり練習しておいて、ホッとした。
そして、ハモ入れ。
分かりやすいパートだったので、
ハモが苦手な私でもスムーズに録音が終了


2番目に到着したのが、一直
駅まで迎えに行き、打ち上げ宴会用の具材を買いながら村井宅へ。

早速ギターのソロの録音。
今回の曲のカクテルのパートは今までと変わって、一直がギターソロとなっている。
ソロの後は、ハモ入れ。
一直のパートもほぼスムーズに終わった。

が、しかし!!
ミキシング時に村井君の操作ミスで一直のギターパートを消去してしまったのだ!


後日一直が再度出向いて撮り直しを行ったとのこと。

その後の一杯が旨かった・・・
 



最後に到着したのが大極君。

以前にも村井君とのアレンジで村井宅を訪れては、ベースやギターのフィルインを入れたりしていたが、
今回は残されたセカンドボーカルとベース、そして全体バランスの調整。


 
各パートの録音も無事に終わり、あとは全体のミキシングを残すだけとなった。

ひとまず乾杯!

エピソード話や思い出話は尽きることなく夜は更けていった。
曲の完成を祝って、ハイ、ポーズ

2023年の夏はとても暑く、
9月下旬にも関わらず半袖短パンのオヤジたち。