住んだことないけど横浜 1983.10 Regular Concert


作成者コメント 【村井 宏明】 Piano&Vocal
カクテルパーティ4年生の定期演奏会で披露した楽曲

この曲は最初、レゲエっぽい曲として作ったのですが、自分自身がイマイチ乗れなかったのと、Bメロのウォーキング・ベースが気に入り、定期演奏会直前でアレンジを変えました。
当時の横浜は今のように直通便はなく、何回か乗り換えをしないと行けない所でした。また、自分たちが遊んでいた“学生の街”渋谷に対して、横浜は“大人の街”という印象があり“近いけど遠い”そんな場所でもありました。

半年後の“就職”という現実から逃避するように、遊び心で作った記憶がありますが、同時に音楽に対する情熱も薄れつつあり、今聞くと“末期”というイメージを感じる曲です。

メンバーコメント 【下田 一人】
就職活動真っただ中・・・と言うより、すでに就職先が決まってなければいけない頃にもかかわらず、未だ決まらず何もかもが中途半端な状態でのコンサートだった。そのため練習もままならず、4年間の集大成とはほど遠い演奏になってしまい、作者には申し訳ないことをしてしまった。
このライブは映像の記録がなかったので、卒業コンサートで演じた映像と当時の写真をミックスして動画に仕上げました。

メンバーコメント 【大極 隆】
村井くんがカクテルパーティに書き下ろしたラストの曲と言う事になる。
2人称を「君」「あなた」にして皆作詞してきた中で、この曲は「アンタ」を使ってきてるのが新境地。「おまえ」でもない「アンタ」じゃないといけない理由があったのでしょう。そして情景描写を大切にした映画音楽的な作品を信条とする村井くんの今までの作風とは異なる意欲作だと思う。この音源は卒コンのものだけど、演奏けっこう上手いな と思う。