お・と・ず・れ 1981.10 Regular Concert


製作者コメント 【下田 一人】 Lead Guitar
カクテルパーティは、必然的にオリジナル曲を演奏するバンドとしてサークルの中でも注目を集めていました。メンバーが持ってくる曲に刺激され、バンド2年目にして初めてバンドに持ち込んだ曲でした。

時代の潮流か、「Major7」を使ってボサノバ風のイメージの曲を作りたくて、この曲が出来上がったのを覚えています。
成人を迎え、恋愛も少し大人になっていく女性のモヤモヤ感、男と女のすれ違い感を久子ちゃんの澄んだ声に乗せて大胆に歌い込んでもらいました。
原君のメロウなギターソロとフィルイン、一直のスネアのリムショットがこの曲の最大のポイントでしょうか?良いアクセントになっています。
アレンジは、みんながそれぞれ考えてくれたので、私はほとんどコード弾きのみ!
柔らかな曲の中にメリハリのあるリズムが相まって、とてもお気に入りの曲になりました。

画像編集者コメント 【大極 隆】
作曲者下田君のバンド持ち込み最初の曲。
当時の私たち世代、等身大の心情を「女性」側から映し出していて、
ボーカルの久子さんの唄もマッチ、アレンジ作り込みの時、
皆で考え「リラックスして楽しめる曲」って決めた記憶がよみがえります。
今回イメージ画像編集を担当し、「ウン!そんな感じ!」
メンバーコメント 【村井 宏明】
下田君の作品第一号でボーカルは久ちゃんだね。
カクテル・パーティの弱点の一つがボーカル力の弱さだったけど、結局彼女が一番上手だった。
今思えばビジュアル的にも、もっと彼女を前面に出してプロデュースしても良かったような気がするが、曲作りをする際にインスピレーションを受けたフレーズが、女性用にキーが変わる事でテイストが変わってしまう感覚があり、踏み出しきれなかった覚えがある。

下田君のオリジナル第一号を女性ボーカルとして提供したのが、英断だったのか?ただの
スケベ心だったのか?いつか聞いてみたいと思う。