遥かなる未来へ 1981.6.26 Joint Concert


製作者コメント 【大極 隆】 Bass & Vocal
この曲は私がコンサートステージで披露する最初の作品でした。
前年冬に既に「冬戯れた街角(私の作曲)」が人前で披露するレベル域には達しており、そしてジョイントコンサート(楽しい女子大とのコラボ)向けにも「冬戯れた街角」の方が間違いなく女性ウケが良かったのでしょうが、この難曲を急遽作り、バンドに持ち込んだのです。

大きな理由は「ギター原君の加入を存分に生かしたい、今後のバンドの勢いをより加速させたい」。。このPVの冒頭に観客(サークルの先輩だと思う)から「原ガンバレ!」声援が入ってます。これが全てです。

今回、村井君にPV映像編集をやってもらい、私自身の当時の世界観が何だったか、改めて見つめなおす機会になりました、、結局、、あの頃の自分の音楽で重要視していたのは、「世界観」「歌詞」といったものではなく、「ロック魂あふれるサウンド」、そして女性にはモテたかったでしょうに、音楽を演る男達に「どうだい?カクテルパーティは?」と問いていたようです。ただ、私の今日現在までの曲すべての中で、最も気に入っている「サビ」です、。何度聴いても、下手なんだけど、、やはり、最後のここだけ「情緒」がある。


メンバーコメント
【村井 宏明】Piano (画像編集者)
大極の曲でステージで演奏した最初の作品。
自分の曲は初めて聞いた人の耳に残るよう、キャッチーなフレーズを使う事が多かったが、彼は演奏のパフォーマンスを考慮して曲作りしていたように思う。

今回あらためて映像化した事で、この曲のスケール感とロックテイストを再認識する事ができた。
当時は演奏するのに精一杯で、原君のギター頼みの感は否めないが、もし一年後にやっていたら…その完成形が見れたかも知れない。
あまり良い状態の音源が残っていないのが残念な曲である。
【下田 一人】Guitar
この時からメンバーに加わった原君とのツインギターを演じることになった。大極君の基本のアレンジを二人で手分けして、ここは俺、ここは君、みたいな割り振りを行ったが、ブルースギターが得意の原君にはこのアレンジは結構大変だったと思う。だからイントロのソロが原君の一番の見せ所になっていた。逆に僕はアルペジオと後半のソロが見せ所となって、結果的にそれぞれの個性が曲に馴染んだ形となった。
それにしても大極君の曲はいつも忙しいな・・・目立つには良かったけどね。